外交部(外務省)の華春瑩報道官は20日、王毅国務委員兼外交部長(外相)とASEAN輪番議長国ブルネイのエルワン第2外相、インドネシアのルトノ外相との電話会談について、記者の質問に答えた。
【記者】王毅国務委員兼外交部長が19日にASEAN輪番議長国ブルネイのエルワン第2外相、インドネシアのルトノ外相とそれぞれ電話会談し、ミャンマー情勢について意見交換したとの報道について、状況を教えていただけるか。
【華報道官】ミャンマーはASEAN加盟国だ。ブルネイはASEAN輪番議長国、インドネシアは地域の大国として、いずれもミャンマー情勢を非常に注視している。王国務委員が両外相と電話会談を行った。ブルネイとインドネシアはいずれも、ミャンマー国内の事はミャンマーの人々が長期的解決策を見出す必要があるとの認識を示した。ASEANは内政不干渉の原則を堅持してミャンマーと建設的な接触を行い、ミャンマー情勢の1日も早い回復と安定化を手助けする。現在、非公式特別外相会合の開催を検討している。中国はミャンマー及びASEANの最大の隣国であり、ASEANはミャンマー情勢について中国側と意思疎通を保つことと、ASEAN特別外相会合開催に中国側の支持を得たい考えを示した。
王国務委員は中国側の立場を明らかにし、ミャンマーは中国の友好的隣国であり、ASEANの一員でもあると述べた。また、中国はASEANが内政不干渉と協議を通じた合意形成の原則を堅持し、「ASEAN方式」で積極的役割を果たし、できるだけ早期にミャンマーと接触し、意思を疎通することを支持し、ASEANが特別外相会合を開催することを支持すると強調した。中国はブルネイ、インドネシアなどASEAN各国と緊密に調整し、ミャンマー情勢の沈静化を後押しすべく建設的役割を果たしていきたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月22日