22日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに反発した。大引けは前日比54円48銭(2.31%)高の2412円57銭だった。日欧の追加の金融緩和期待を背景に投資家心理が改善し、新興企業株にも買いが入った。午後に東証1部の主力銘柄が大幅高になると、新興企業向け市場にも資金流入が加速し、ジャスダック平均は上げ幅を広げた。
幅広い銘柄が買われた。マザーズ市場のミクシィが前日に今期の業績予想を上方修正したことを受け、ゲーム関連株に見直し買いが入った。金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック関連」も上昇が目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で515億円、売買高は1億4953万株。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20も3日ぶりに反発した。FVCやTホライゾン、ドーンが上昇した。一方でレイやラック、エスケーエレが下落した。
東証マザーズ指数は3日ぶりに大幅反発。大引けは前日比46.95ポイント(6.46%)高の773.87だった。マザーズ市場で時価総額が最大のミクシィが大幅高となり、指数を押し上げた。そーせいやジグソーも高い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕