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再び強震、インフラに深い傷 橋崩れ空路絶え断水拡大

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-4-17 13:29:17  点击:  切换到繁體中文

 

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寸断された道の向こう側の集落に家族が避難しているはずだと話す男性は、土砂崩れで道が寸断されているのを見て「なんとしてでも会いに行く」と語って、山を越えていった=16日午前8時30分、熊本県西原村、金川雄策撮影


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鉄道や道路、水道などのインフラは、14日夜の地震の影響から復旧が加速し始めた矢先だった。16日未明の激しい地震は、より広い地域に、簡単には回復できない深刻な傷を負わせた。


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徐々に狭まっていた高速道路の通行止め区間は、再び大きく広がった。16日夜の段階で九州自動車道植木インターチェンジ(IC)―八代IC間の上下線約56キロなどに加え、東九州自動車道や大分自動車道なども一部通行止めが続く。西日本高速道路九州支社によると、路面の亀裂や陥没に加え、道路の上の歩道橋が落ちたところもあるという。


一般道は、特に熊本県南阿蘇村に通じる道路の被害が大きく、救助の妨げにもなっている。阿蘇大橋や俵山トンネルの崩落で国道57号などの幹線が通れない。熊本県土木部によると、県道や林道を通って迂回(うかい)するしかないが、途中の橋に段差ができるなどしており、東海大学阿蘇キャンパス周辺へのアクセスは困難を極める。


熊本発着の高速バスも運休した。九州産交バス(熊本市)は迂回路を使っての早期再開を検討していたが、16日未明の地震で断念。路面状態の悪化で重量のあるバスの走行が難しくなったといい、担当者は「運行再開はめどがたたない。厳しい状況だ」と話した。


JRの在来線も16日の始発から全線で運行再開予定だったが振り出しに。阿蘇市の豊肥線赤水駅付近で走行中の回送列車が脱線。近くの立野―赤水駅間では土砂崩れで線路が流された。徐々に再開はしたが、17日も鹿児島線荒尾―八代間、豊肥線熊本―豊後竹田間など4区間は始発から終日運転を見合わせる。


脱線した九州新幹線の回送列車も16日は余震の影響で撤去作業を本格化することができず、運転見合わせは長期化する見込みだ。


15日は発着可能だった熊本空港も天井板の一部が落下するなどターミナルビルが損傷。16日は国内線も国際線も全便が欠航し、17日も復旧のめどはたっていないという。


水道も断水の区域が広がった。熊本市では16日午後5時現在、市全域の約32万戸が断水。壊れた管からの漏水を防ぐ緊急遮断弁が作動したためで、担当者は「破損の確認と修理を急いで進め、一日も早く供給を再開したい」と話す。


日本水道協会九州地方支部によると、15日には熊本市などに九州各地から41台の給水車が派遣されたが、16日の地震を受け、さらに中・四国、関西、中部地方から30台余りが支援に向かうことが決まった。




 

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