「モアナと伝説の海」
ディズニーのCGアニメ「モアナと伝説の海」が大ヒット公開中だ。褐色の肌のたくましい少女モアナが、世界を救うため大海原へ。ジョン・マスカーとロン・クレメンツの監督コンビは「彼女は冒険活劇のヒーローのように行動しながら、『自分らしさ』を探す女の子だ」と話す。
10日に公開され、最初の土日に約46万人を動員。興行収入76億円をあげたディズニーの前作「ズートピア」の1・4倍という。
舞台はポリネシアの島。「命の女神」が「心」を盗まれたため「闇」が世界を覆う、という伝説が本当のことだと知った村長の娘モアナは、島のおきてに背きカヌーで独り外海へ出る。不思議な運命によって「海」に選ばれた彼女は、「心」を盗んだ半神半人のマウイに会いに行く。
「メルビルの小説やゴーギャンの絵を通じ、ずっとポリネシアにひかれていた」とマスカー。「伝統的な航海術や神話を調べると、とても面白い。島を作ったり太陽を捕らえたりするマウイという、愉快な神話のキャラクターにも出会い、南太平洋の自然や文化を基に映画を作ろうと決めた」
両監督はフィジーやタヒチを訪…