土砂崩壊地分布図
国土地理院は、熊本地震で土砂災害が起きた場所をまとめた土砂崩壊地分布図を18日夜に公表した。阿蘇山の西側に集中していた。
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土砂崩壊地分布図は、被害の全体的な状況を把握して関係機関の災害対応に活用してもらうため、16日に緊急撮影した航空写真を使って、土砂災害の発生地点を判読した。
被害は、東海大学阿蘇キャンパスや崩落した阿蘇大橋がある熊本県南阿蘇村河陽地区や立野地区とその周辺、阿蘇山の西側や南西側に集中していることがわかった。地震を起こしたとみられる断層が見つかった場所やその周辺とも一致している。
一連の被害を複数の地点として数えている可能性があるものの、地図に示された被害地点は、サッカー場程度の広さの1ヘクタール以上の被害が50カ所程度、0・1ヘクタールから1ヘクタールの被害が400カ所以上あった。