阿蘇神社の「楼門」前で手を合わせる女性=20日午前9時7分、熊本県阿蘇市の阿蘇神社、竹花徹朗撮影
日本三大楼門の一つで重要文化財の「楼門」と拝殿が地震で全壊した熊本県阿蘇市の阿蘇神社では20日、朝から参拝客が訪れ、「楼門」前に臨時で置かれたさい銭箱前で手を合わせる人の姿も見られた。
特集:熊本地震 ライフライン情報など
特集:あなたの街の揺れやすさを住所でチェック
熊本地震 災害時の生活情報
さい銭箱は18日に設置され、集まったお金の一部は神社の再建のために使う予定だという。しかし、境内のほぼ全ての建物に被害があり、再建のめどはたっていない。
手を合わせていた同市在住の笹木チミ子さん(60)は「こんな事になって涙が出そうです。阿蘇神社さんが身をもって、みんなのことを守ろうとしてくれたのでは。これで地震が鎮まってくれれば」と話していた。