米大統領選の共和党候補者選びで首位を走る不動産王トランプ氏は米フォーチュン誌のインタビューで、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長について「役立つ仕事をした」と評価しながらも、自らが大統領に就任した場合は「他の人を起用するほうに傾いている」と話した。
イエレン氏は昨年12月、9年半ぶりの利上げに踏みきり、緩やかに利上げを進める考えを示している。トランプ氏は「我々にとって最良なのは金利がとても低いことだ」と指摘。低い金利でお金を借り、軍の立て直しやインフラ投資を増やすと訴えた。FRBをめぐっては共和党中心に議会の監視を強める声が出ており、トランプ氏も「完全に支持する」と話した。(ワシントン=五十嵐大介)