シャープの「アクオスココロビジョンプレーヤー」(左)。人が近づくとおすすめの番組をテレビ画面に表示する=大阪市
シャープは、好みを判断しておすすめの番組を知らせてくれるテレビ用の機器「アクオスココロビジョンプレーヤー」を6月10日から売り出す。同社は人工知能(AI)を使った製品に力を入れており、ロボット型の電話「RoBoHoN(ロボホン)」に次いで2製品目。このほか3製品を今年度中に発表する予定という。
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発売に合わせて新たに有料の動画配信サービス「ココロビデオ」(月額500円から)も始める。
ココロビジョンプレーヤーは、同社のテレビ「アクオス」につないで使う。過去に見たテレビ番組の履歴をサーバー上に蓄積し、おすすめの番組や、見逃した番組を音声で教えてくれる。リモコンのマイクを使って音声検索もできる。ココロビデオに加入すれば、映画やドラマ13万本を見ることができる。
テレビを見る人が減り、スマートフォンなどで動画を楽しむ人が増えていることから、「テレビに親しんでほしい」(宗俊昭広・デジタル情報家電事業本部国内事業部長)と、こうした製品やサービスを始めることにした。ココロビジョンプレーヤーは市場想定価格2万円前後。(新宅あゆみ)