総合運動公園の陸上競技場に設置されたテントを見てまわる住民ら=24日午後0時4分、熊本県益城町、内田光撮影
多くの被災者が避難生活を送る熊本県益城(ましき)町の町総合運動公園に24日、125張りの「テント村」が完成した。登山家の野口健さん(42)が「避難している人たちにゆっくりと横になってもらいたい」と呼びかけて実現した。
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運動公園には前震があった14日夜以降、被災者らが続々と詰めかけ、敷地内にある体育館などで寝泊まりしているほか、車中泊をする人たちで駐車場は満車の状態になっている。避難生活が長引き、肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)の不安が膨らんでいる。
テントは野口さんが寄贈したり、ツイッターなどでの呼びかけに応じて届けられたりしたもので、野口さんが環境観光大使を務める岡山県総社市が運搬。ボランティア約120人が設営した。