フリーで自己ベストを出した宇野昌磨=AP
フィギュアスケートで新設の3大陸対抗団体戦、コーセー・チームチャレンジ・カップ第2日は23日、米ワシントン州スポケーンで行われ、アジア・チームで男子フリーに出場した宇野昌磨(中京大)が自己ベストの192・92点をマークした。前日のショートプログラムに続いて4回転フリップを成功させた。女子フリーの宮原知子(関大)も145・02点で自己記録を更新し、本郷理華(邦和スポーツランド)は122・15点。ペアの須藤澄玲、フランシス・ブードロオデ組(神奈川FSC)は100・78点だった。
第2日は北米、欧州、アジア各チームがペア、アイスダンス、男女のフリーで争い、日本選手が滑ったアジアは3位。北米チームが優勝した。
■宇野「こんなにもいい状態で終われるとは」
宇野が今季最後となるフリーの演技で喝采を浴びた。自己ベストの192・92点をマークし、「普通だったら練習でも降りられないようなジャンプでも降りられて、すごくびっくりした。こんなにもいい状態で終われるとは思わなかった」と驚きを隠さなかった。この日も冒頭で4回転フリップに成功。コンビネーションジャンプで手を着く場面はあったが、勢いは衰えなかった。
連日の合計得点は298・66点となり、300点の大台も視界に入る。「ちゃんとまとめれば不可能ではないのでは」。来季に向け、また大きな自信をつかんだ。(時事)