9番でバーディーを奪い声援にこたえる池田勇太
(24日、男子ゴルフ・パナソニックOP)
池田勇太は出だしでバーディーを奪った後、2番ではピンまで約14メートルのラフからチップインバーディー。勢いは止まらず、「久しぶりにハーフで20台を出した」。前半、6バーディーで29をたたき出し、一気に流れを引き寄せた。14勝のうち、逆転勝ちは6度目。追う立場としての勝負どころを知っていた。
角刈りがサラリとした長髪になり、ゆったりした3タックのズボンは、スリムなノータックに。昨年暮れ30歳になったこともあり、用具や服装を一新した。2009年から2年間、4勝を挙げ最多勝の後は、毎年1勝止まり。シーズン序盤の4月に勝つのは初めてで、「(今年は)楽しませます。約束します」。技術も外見も進化する「ニュー池田」の今季が楽しみだ。
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2位の金庚泰 「先週勝ったが、ティーショットにまだ不安があった。一番気になっていたものが良くなり、うれしい」
4位の今平周吾 5バーディー。「ボギーを打たず、よかった。池田さんがスコアを伸ばしていたので、意識することなく回れた」
9位の永野竜太郎 熊本出身。「先週は頑張れた(3位)が、今週はもう少しだった。自分も頑張るので、みんなで力を合わせて頑張りたい」