コボスタ宮城の左中間席後方で運転が始まった観覧車。高さ36メートルで1周は約6分。乗りながら試合が見られる=3日午後、仙台市宮城野区、福留庸友撮影
まるで「動く外野席」――。プロ野球楽天の本拠・楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区)に観覧車が完成し、3日、一般向けの運行が始まった。球団によると、プロ野球の試合を観戦できる観覧車は国内初だという。
左中間後方の公園席「スマイルグリコパーク」に約2億円をかけて建設された。高さは36メートルで、4人乗りゴンドラ16台が約6分で1周する。グラウンド全景だけでなく仙台市内も一望できる。この日は2666人の観客が空からの観戦を楽しんだ。
三木谷浩史オーナーは、観覧車への直撃弾を放った打者に、楽天ポイント100万円分を贈呈すると約束した。ただし、球団関係者によると、推定170メートル級の超特大弾でなければ観覧車には当たらないという。