愛知県は、2026年アジア競技大会を名古屋市と共同で招致し、共同開催をめざす方針を固めた。名古屋市も応じる見通し。13日までに日本オリンピック委員会に立候補を表明する。
主会場としてパロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂区)や日本ガイシホール(同市南区)など、名古屋市の施設の利用を想定しており、市との連携が不可欠と判断した。招致に成功した場合、老朽化して大会基準を満たしていない瑞穂スタジアムの全面改修や、選手村設置が必要になる。今後、費用の負担割合についても市と調整する。
リニア中央新幹線は27年に東京―名古屋間で開業する。県は大規模な国際大会を開くことで、「愛知」を世界にアピールする狙いだ。県によると、26年アジア大会は愛知以外に福岡県が招致を検討している。国内候補地は6~7月に決まる見込みという。