満員となった阪神甲子園球場。球場の外にも観客があふれた=2017年8月11日、兵庫県西宮市、朝日新聞社ヘリから、矢木隆晴撮影
朝日新聞社と日本高校野球連盟は、阪神甲子園球場で8月5日に開幕する第100回全国高校野球選手権記念大会から、入場券の販売方法を変更し、料金を改定する。雑踏事故防止のために有料化する外野席を大人500円(子ども100円)に、前売り・指定席とする中央特別指定席(バックネット裏)を現行の2千円から2800円にするほか、一・三塁特別自由席、アルプス席の料金も引き上げることを11日の大会運営委員会で決めた。
動画もニュースもたっぷり!「バーチャル高校野球」
各地の春季大会の結果はこちら
ここ数年は入場を待つお客様の列の混雑が深刻で、転倒事故などを防ぐための警備費用が増加している。また、野球の普及・振興や選手育成、けが予防などについて協議している「高校野球200年構想」の事業費用を確保することが、料金引き上げの主な理由。中央特別指定席を設けるのは混雑緩和を図るほか、遠方のお客様も入場券を購入しやすく、列に並ぶ必要がなくなるなどの利便性向上も目的としている。