6日の東京株式市場は、日経平均株価が6営業日続けて値下がりした。終値は、前営業日(2日)の終値より40円66銭(0・25%)安い1万6106円72銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同1・64ポイント(0・13%)低い1298・32。出来高は21億4千万株。
前日のニューヨーク商業取引所で米原油先物価格が上昇したことに加え、東京外国為替市場の円相場が1ドル=107円台前半と円安に振れたことで買い注文が先行した。
しかし、米雇用統計が日本時間の6日夜に発表されるのを控え、リスクを避けるための売り注文が増加。日経平均は一時、1万6000円を割り込んだ。連休の谷間で市場参加者が少なく、来週にピークを迎える国内企業の2016年3月期決算の内容を見極めたいとの思惑もあり、「投資家の間に売買を手控える動きも目立った」(みずほ証券の三浦豊氏)という。