法人税約7100万円を脱税したとして、東京地検特捜部は6日、テレビ番組制作会社「HI(ハイ)―STANDARD(スタンダード)」(東京都中央区)と同社の立浪仁志社長(45)を法人税法違反の罪で在宅起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていない。
発表によると、立浪社長は2014年12月期までの2年間、架空の制作費を計上するなどし、計約2億7900万円の所得を隠して、法人税計約7100万円を脱税したとされる。
特捜部によると、脱税した金は立浪社長が預金として管理していたという。今年3月、東京国税局が地検に告発していた。
同社のホームページによると、TBSの人気バラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」などの制作を手がけている。