週明け9日の東京株式市場は、日経平均株価が7営業日ぶりの値上がりで取引を終えた。終値は、前日より109円31銭(0・68%)高い1万6216円03銭だった。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同8・34ポイント(0・64%)高い1306・66。出来高は17億1千万株。
前週末の米国市場で、原油先物価格の回復を受け株価が値上がりしたのに加えて、円高懸念が強い外国為替市場の円相場が1ドル=107円台で推移した安心感もあり、買いが先行した。一方で、東証1部の売買代金は、約1兆7300億円で今年最低を更新。8日発表された中国の貿易統計の4月分が、輸出入ともに市場予想を下回ったこともあり、「休み明けの欧米市場の反応を見極めたいとの思惑から、売買が控えられた」(大手証券)という。