6日にあった3Aの試合で投げるダルビッシュ=AP
大リーグ・レンジャーズのダルビッシュが、復帰に向けて実戦を重ねている。12日は、傘下3Aラウンドロックの一員として、米テキサス州内で登板。4回を54球。最速は95マイル(約153キロ)を計測し、被安打はソロ本塁打となった1本だけ。味方のミスが絡み、計2失点だった。
昨年3月に右ひじの靱帯(じんたい)を修復する「トミー・ジョン手術」を受けてから、3度目の登板。速球に力があった前回は「思いきり投げすぎて、ひじに疲れがあった」。この日は変化球主体に切り替え、カーブで見逃し三振を三つ奪った。
過去2度の登板では、最初が2回。中4日だった2度目は、3回を投げた。今回は中5日。先発投手として役割を果たすための調整を続けながら、段階的に球数と回数を増やし、準備している。メジャー復帰時期については「チームメートには9月と言っている」。米メディアなどによると、5月下旬とみられている。(井上翔太)