三菱東京UFJ銀行は16日午前、同日付で小笠原剛・副頭取中部駐在(62)の後任に、山名毅彦(たけひこ)専務執行役員(60)を充てる人事を決めた。同行は旧東海銀を前身の一つとし、中部駐在は静岡を含む東海4県のトップとして地元財界の要職も務める。同日午後に発表する。
山名氏は名古屋大法学部卒業後、1980年に東海銀に入行。東海地方での営業経験が長く、トヨタ自動車の担当部長などを歴任した。2015年5月から、東海4県のナンバー2としてトップの小笠原氏を支えてきた。
小笠原氏は12年に副頭取中部駐在に就任。御園座の経営再建策を取りまとめたほか、中部経済連合会副会長や名古屋商工会議所副会頭として産業の育成などに尽力してきた。6月28日付で副頭取を退任し、常任顧問に就く。(大日向寛文)