auのCMで一寸法師を演じる前野朋哉さん=東京都港区
KDDIは31日、桃太郎、浦島太郎、金太郎の「三太郎」が登場するauのCMシリーズに、俳優の前野朋哉さん(30)が演じる一寸法師が加わると発表した。一寸法師はこれまでも「隠れキャラ」としてこっそり出演してネットなどで話題になっていたが、KDDIが正式に存在を認めるのは初めてだ。
「三太郎」シリーズは、2015年1月から始まり、今回で43作目。一寸法師は、20作目の「かぐや姫の帰省」編から画面のどこかにほぼ毎回登場してきたという。新CMは、大きくなった一寸法師から「ずっとそばにいた」と打ち明けられた桃太郎らが、「美少年じゃないの?」「イメージが違う」などと戸惑う内容だ。
また、KDDIは同時に、6月以降に発売する携帯電話など10種類を発表した。「自撮り」用のカメラにも手ぶれ防止機能を搭載し、高音質のハイレゾ対応のイヤホンが付属する「HTC10」(HTC)、残像を抑えて動画がなめらかに表示できる「アクオス セリエ」(シャープ)などで、NTTドコモの7種類、ソフトバンクの3種類に比べ多めのラインナップになった。
発表会で、田中孝司社長は「お客様は個々に希望が違う」として、幅広いニーズに応える必要があると説明。夏の新商品の「第2弾」も準備しているという。(大畑滋生)