日本マクドナルドは21日、都内で新戦略発表会を開いた。会見したサラ・カサノバ社長兼最高経営責任者(CEO)は「最優先事項は、お客様からの食の安心・安全に関する信頼回復のため、できることはすべてやることだ」と強調した。一方、新戦略の効果には「何か1つのことをするだけで、ビジネスの業績が回復するとは考えていない」と述べ、具体的な売り上げ目標などへの言及は避けた。
日本マクドナルドは5月25日を「マックスマイルの日」に定め、同日から新戦略としてセットメニューや商品を展開する予定。野菜を使った商品を増やすほか、カウンターで並びながら手にとって選べる「ハンドメニュー」を初めて導入する。カサノバ社長は新メニューについて「母親や女性からのフィードバックによるもの」と説明。ハンドメニューも来店者からの要望が多かったという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕