「ロック講談」に挑む月亭遊方 ロック音楽好きで知られる上方落語家の月亭遊方(51)が、9日の「ロックの日」に大阪市北区の天満天神繁昌亭で30周年の独演会を開く。ロックをテーマにした新作落語のほか、幻のラジオ番組「ロック講談」の再現に初挑戦。1960年代の伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの逸話を熱く語る。 ロック講談は、80年代半ばから不定期に放送されたNHKFMの番組。東京の講談師、宝井琴鶴(たからいきんかく、六代目馬琴〈ばきん〉)が、ロックミュージシャンの生涯を講談調で語るという内容だった。合間には楽曲も流れ、ゆがんだ音色のギターと講談の語りが共演する異色の企画。ロック好きの間でも知る人ぞ知る番組だ。 当時、東京で明治大学に通っていた遊方は、落語研究会の友人に勧められ、初回の放送をリアルタイムで聴いた。題材はジミヘンで、タイトルは「炎のギターと共に燃え尽きる」。「講談そのものを知らなかったので、この語りはなんなんやと。びっくりしました」 その後、噺(はなし)家になってからも「ずっと心に残っていた」が、高座でかけたいと思うようになったのは数年前。昨年9月に六代目馬琴が亡くなり、さらにその思いを強くした。知人を通じて作者で音楽評論家の大伴良則さん(67)に打診し、手元に残っていた台本を譲ってもらった。 大伴さんの記憶では、プロデューサーから「正月らしい特番を」と声がかかったのがきっかけで、初めて書いた台本がジミヘンの回だった。「講談の知識がなかったので、こんな感じかなと思いながら書いた。よくあんなことをやったと思いますね」と笑う。 ほかにレッド・ツェッペリンやピンク・フロイド、ディープ・パープルも取り上げたが、「反響はそれほどでもなかった。60~70年代のロックやソウルミュージックはCMやドラマで使われている。いまだからこそかえって受けるかも」と大伴さん。独演会には対談ゲストとして駆けつける予定だ。 「高座のロックンローラー」を自称する遊方だが、講談への挑戦は初めて。「落語家としては笑いがないのが不安」と言うが、「落語も講談も空間芸なので、目に見えない空気の暖まり方や一体感といったグルーブがある。(ジミヘンとは)会うたことも飲んだこともないですけど、自分なりのスタイル、ロック魂でやっていきたい」。 「月亭遊方のロック吟遊絵巻」は午後7時開演。ほかに、あるバンドがひとりの女の子をめぐってドタバタ劇を繰り広げる新作落語「いとしのレイラ~彼女のロック~」など2席をかける。2500円(当日3千円)。繁昌亭(06・6352・4874)。(山崎聡) |
ジミヘンで熱くロック講談 落語家、幻のラジオ番組再現
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
IOC、「中国五輪委が東京五輪に参加する選手らにワクチン提供」
アルゴリズムが羊の養殖をバックアップ 農業デジタル化がトレンドに
14大学がブロックチェーン専攻増設 人材75万人以上不足
人気ドラマ「郷村愛情」のブラインドボックスが大ヒット
「メーデー」休暇は5連休に 今年の他の祝祭日も併せてチェック!
北京市の小中高校の新学期スタート スマホ保管ボックスが教室に登場
エクアドルが中国製新型コロナワクチンを購入へ
博士が4割以上!深セン中学のハイスペック教師陣が話題に
北京冬季五輪の張家口会場にクイックPCR検査場4ヶ所設置
ロシア勢は「ROC」の旗で東京五輪と北京冬季五輪に参加へ
中国シノバック社製のワクチンが香港地区に到着
海南省のパンダ兄弟が「餃子」に舌鼓 ブラインドボックスのプレゼントも!
中国で2件目となる新型コロナワクチンが条件付きで販売へ
北京冬季五輪グッズ旗艦店が北京市王府井大街にオープン
北京冬季五輪の出場枠17%確定 11競技の選考会も再開
ウイルスにレッテルを貼り、パンデミックを政治利用する誤ったやり方に断固反対
習近平主席がバッハIOC会長と電話会談
ある米国人記者が目撃した「中国の奇跡」が1冊の本に
「ダボス・アジェンダ」、パンデミック下の国際協力に良策
ここ1年で6回隔離された河北省石家荘の女性 「パニックにならないで」
サプライズをもたらすブラインドボックス ほしいのはワクワク感か
中国、青年の2020年満足度チェック 1位「健康」2位「家族との関係」
本屋やコスメのブラインドボックスも登場 サプライズ感が人気の秘訣
インドネシア、3日から中国製ワクチン供給開始
PCR検査をバックアップするハイテクノロジー 北京市順義












