9日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに値下がりし取引を終えた。終値は、前日より162円51銭(0・97%)安い1万6668円41銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同13・56ポイント(1・00%)低い1337・41。出来高は16億8千万株。
朝方に内閣府が発表した4月の機械受注統計がふるわず、投資家の心理が悪化。外国為替市場の円相場がやや円高方向に振れ、採算悪化を懸念して自動車や電機など輸出関連株を中心に売り注文が出た。
東証1部上場銘柄の売買代金は約1兆7千億円。活況の目安とされる2兆円を5営業日続けて下回った。日米それぞれで金融政策を決める会合を来週に控え、「様子見ムードの投資家が多い」(大手証券)という。