男子シングルス3回戦で敗れたジョコビッチ=AFP時事
(2日、テニス・ウィンブルドン選手権、男子シングルス3回戦)
ジョコビッチ敗退 錦織は4回戦へ ウィンブルドン
最後は悲鳴と歓喜が入り交じっていた。満員の1番コート。今季の勝率9割以上のジョコビッチが、世界41位に負けた瞬間だった。
「彼のサーブが素晴らしかった。それに尽きる」。クエリーが最速215キロのサーブで決めたエースは、ジョコビッチの7本に対して31本だ。全体の約7割が4回以内のラリーで、その半分以上はクエリーの得点。長いストローク戦を得意とするジョコビッチのペースに持ち込めなかった。過去8勝1敗と得意としていた相手に屈し、「今日は勝ち目がなかった。彼の方が勝ちに飢えていた」。
さすがの世界王者も、2セット…