主な前後編2部作の映画
「進撃の巨人」「ちはやふる」「64―ロクヨン―」……。映画の前編・後編2部作がここ数年目立つ。観客からすれば、両方見るには時間もお金も2倍かかってしまうけど、一体なぜこんなに?
「64」の後編が公開された6月11日、東京・有楽町の劇場で完成披露イベントがあった。佐藤浩市、綾野剛、瑛太、三浦友和といった出演者ら14人が並んだ。
横山秀夫の小説が原作。前編は佐藤演じる県警の広報官と記者クラブの対立を、後編は誘拐事件を軸に描く。平野隆エグゼクティブプロデューサーは2部作にした理由を「原作のファンも多く、複雑な人間ドラマとサスペンスをしっかり描きたかった。2時間に圧縮すると両方中途半端になってしまう」と説明する。実際、観客調査で満足度は高く出たという。「後編公開直前で、前編の来場数が持ち直すなどの相乗効果もあった」
ネットの投稿サイトには「久しぶりの重厚な邦画」「前後編一気に見た」と様々な感想が並んだ。
2部作の映画はここ数年、毎年…