4月24日の阪神戦で先発した福井
プロ野球は18日、後半戦が始まる。セ・リーグ首位を独走する広島は最短で22日にもマジックが点灯する。87試合を終えて、勝ち越しは19。2位巨人に10ゲーム差をつけている。25年ぶりのリーグ制覇へ。緒方監督は前半戦で活躍できなかった先発候補の大瀬良と福井をキーマンに挙げる。
うえむらちかのカープ女子観戦記
前回の「首位ターン」は20年前。その1996年、悪夢を見た。最大11・5ゲーム差を巨人にひっくり返されて、「メークドラマ」と呼ばれた。当時プロ10年目で主力だった緒方監督は屈辱を味わった。それだけに「ゲーム差とか、貯金とかには気持ちを向けないようにする。これまでと同じように一戦一戦、戦う」と平常心の大切さを説く。
広島は打率、打点、本塁打がいずれもリーグ1位。ただ、打線は水物だ。重圧がかかると、そう簡単には打てない。今月、黒田の日米通算200勝がかかった2試合はともに沈黙した。特に13日の巨人戦は今季4度目の零封負け。新井は試合後、「援護できなくて悔しいです。以上」とだけ話した。優勝がかかれば、さらなる重圧が襲ってくる。
だからこそ、指揮官はキャンプ…