オハイオ州クリーブランドの共和党大会で演説するメラニア・トランプさん=AP
18日に米オハイオ州クリーブランドで始まった共和党大会で、ドナルド・トランプ氏(70)の妻のメラニアさん(46)の演説の一部が、ミシェル・オバマさん(52)の08年の民主党大会での演説と酷似していることが問題になっている。米メディアでは「盗用だ」という指摘も出ている。
米共和党大会、波乱の幕開け 元大統領ら重鎮が多数欠席
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党大会では、大統領候補になる人の配偶者が演説するのが慣例。メラニアさんの演説も18日の目玉に位置づけられ、当初は米メディアも好意的に報じていた。しかし、数時間たってからミシェルさんの演説との酷似が明らかになり、米ニュースチャンネルMSNBCが「大学の試験の答案だったら、不可になる」と報じるなど、厳しい評価に変わった。
問題となっているのは、両親から「人生において欲しいもののために努力をする。自分の言葉が自分の契約であり、すると言ったことは実行する」と教わったという部分と、「私たちはこの国の子どもたちに、自分たちが達成できることを制限するのは、夢の強さとそのために働く意思だけだということを知って欲しい」という部分。前段は細かい言葉遣いを含めて23単語が一致しており、後段は細かい違いがあったが、30単語がほぼ一致した。
米国は盗用に極めて厳しく、発…