相模原市消防局は26日、事件直後に現場の津久井やまゆり園に到着した際の状況を明らかにした。
特集:相模原殺傷事件
26日午前2時56分、「刃物を持った男が暴れている」という内容の通報があった。6分後に園に到着。「中に犯人が何人かいるかもしれない」。防刃ベストや防火服を身につけ、消防・救急の6人、警察官2人の計8人で入った。
廊下の電気は消えていた。明かりは足元を照らすもののみ。血のにおいがするなか、一部屋ずつ見て回った。
多くの人がベッドに寝ているような様子で、多量の血を流して倒れていた。頭、首、肩。切り傷は上半身に集中。けがをした人の中には、逃げようとしたのか廊下でおびえてうずくまっている人や、隊員に助けを求めてくる人もいた。
負傷の程度で搬送の優先順位を…