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新型コロナ、免疫系の識別を逃れる仕組みが明らかに

安徽農業大学が14日に明らかにしたところによると、同大のマーティン・F・バッハマン上席教授と査麗莎教授のチームは研究により、新型コロナウイルス表面抗原タンパク質の間隔は人体の免疫系の識別を逃れやすく、これにより人体が良好な保護的抗体反応を示せないことを発見した。この研究成果はこのほど「ネイチャー」の姉妹誌に掲載された。科技日報が伝えた。


すべてのウイルスと似ているように、人体の新型コロナウイルスに対抗する重要な保護メカニズムの一つは、同ウイルスに的を絞った保護的抗体の産生だ。しかしその他のウイルス感染と異なり、新型コロナウイルス感染者が産出する保護的抗体の濃度が低く、持続時間が短いことがますます多くの証拠によって明らかになっている。


ウイルスの表面抗原タンパク質の間隔が5−10ナノメートルの場合、人体の免疫系は最良の反応を示す。研究チームが計算したところ、新型コロナウイルスのその平均間隔は25ナノメートルで、これにより人体の免疫系の新型コロナウイルスに対する識別と対抗能力が大幅に低下する。これでウイルスは人体の免疫系の識別と攻撃から逃れることが可能になる。


この研究成果はより効果的な新型コロナウイルスワクチンの設計に理論的根拠を提供した。(編集YF)


「人民網日本語版」2021年1月15日


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