イチゴはパイナップルよりも甘く感じるものの、イチゴの糖質量はパイナップルを大きく下回る。ドラゴンフルーツとキウイフルーツは酸っぱく感じるが、その糖質量はスイカを大きく上回る。
日常生活において、甘い果物ほど糖質量が多く、甘くなければ少ないに違いないと考える人が多い。ところが実際には甘く感じられない果物であっても糖質量が少ないとは限らない。
青島農業大学園芸学院教授で、農業農村部(省)農産物品質安全専門家チームのメンバーである聶継雲氏は「甘さは果物の糖質量によって決まるだけではなく、糖質の種類や酸の含有量と関連している。果物の糖質量の変化の幅が狭く、酸の含有量の変化の幅が広い。そのため酸の含有量は糖質と酸分の割合を決める主な要素だ」と指摘した。
実生活において、糖質量の多い果物を食べることによる肥満を恐れる人が多い。ダイエットしたい人は、ブドウ、バナナ、サクランボ、ナツメなどの糖質量の多い果物を避けるといいだろう。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月21日