大学生アルバイトが経験した主なトラブル
学生アルバイトらが長時間労働などを強いられる「ブラックバイト」が最近目立っている。人手不足の中で学生バイトを酷使する例も出ており、学生も学業に支障が出ないように勤務時間や内容に注意する必要がある。
飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」の首都圏の店で男子大学生(21)がアルバイトを始めたのは2014年5月だった。支援する労働組合「ブラックバイトユニオン」の訴えでは、当初は週4日勤務だったが、人手不足を理由に、同年秋ごろから出勤を求められることが増え、昨年8月に退職するまでの約4カ月間、休みがなかったという。店長からの暴言などもあった、と主張する。
ユニオンは店をフランチャイズ契約で運営する「DWEJapan」(千葉県成田市)と団体交渉をしたがまとまらず、学生は今年6月、未払い賃金や付加金などを含む約800万円の損害賠償を同社に求めて千葉地裁に提訴した。
DWE社の社長は朝日新聞の取…