アーチェリー男子ランキングラウンドで的を狙う古川高晴=時事
リオデジャネイロ五輪のアーチェリーは5日朝、開会式に先だって競技が始まった。64人による決勝トーナメントの組み合わせを決めるランキングラウンドがあり、前回、男子個人で銀メダルの古川高晴(近大職)は、720点満点中680点を出し、7位で通過。1回戦は58位のオランダ選手との対戦することが決まった。金優鎮(キムウジン、韓)が世界記録を1点更新する700点でトップ通過した。
リオオリンピック
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4大会連続出場で31歳の古川は、今年に入ってW杯で振るわず、世界ランキング19位と低迷していた。「あまりにだめすぎたので切り替えができた。静かにリラックスするのが大事なスポーツなので五輪が特別と思わないようにしている。今日はうまく的に集中できた」という。
不調を吹き飛ばす好発進で、展望も開けた。「金選手の700点はイメージできない点で、(決勝まで)対戦しない組み合わせになったのが一番うれしい」と笑顔で話した。
日本から3人が出場している女子では、ロンドン五輪の団体銅メダルメンバーの川中香緒里(ミキハウス)の10位が最高で、永峰沙織(ミキハウス)は39位、林勇気(堀場製作所)は59位だった。