5日朝、リオデジャネイロの観光名所、コルコバードの丘に着いた聖火=諫山卓弥撮影
南米初開催となるリオデジャネイロ五輪は5日(日本時間6日午前8時)、ブラジル・リオデジャネイロ市内のマラカナン競技場で開会式があり、4年に1度の祭典が幕を開ける。17日間にわたって28競技306種目で熱戦を繰り広げる。
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史上最多205カ国・地域に、国際オリンピック委員会(IOC)が創設した難民選手団の10選手、個人参加を合わせて1万人超の選手が参加する。4年後に東京五輪開催を控える日本からは338選手が出場。役員を含む選手団は過去最多の601人に上る。
開幕直前にはロシアによる国家ぐるみのドーピング隠しが明らかになり、祭典に暗い影を落とした。世界各地でテロが続発し、8万人以上の警備要員が神経をとがらせる中での開催となった。
開会式に先駆けて4日(同5日)にサッカー男子の1次リーグが始まり、日本は当日現地入りとなるアクシデントに見舞われたナイジェリアに4―5で敗れた。1次リーグは16チームが4組に分かれて戦い、各組上位2チームが準々決勝へ進む。1968年メキシコ五輪以来となるメダル獲得を目指し、次は7日(同8日午前10時)にコロンビアと戦う。
6日(同6日夜)には女子バレーボール1次リーグ(日本―韓国)、男子体操の予選、女子柔道48キロ級などがあり、日本の注目選手が続々と登場する。