鳥取商工会議所が設置をめざす巨大砂時計の4分の1の模型=鳥取市本町3丁目
鳥取商工会議所(鳥取市)が観光の起爆剤にしようと、巨大な砂時計をつくる計画を進めている。隣の島根県の大田(おおだ)市にあり、ギネス世界記録で「世界最大」と認定された砂時計の全長を上回る予定だ。「砂丘のまち」の名にかけて、鳥取が世界最大の称号を取りに行く。
鳥取商工会議所によると、砂時計はJR鳥取駅前広場に設置する計画。砂時計本体は全長約6メートル、直径約1メートル。外輪部の直径は約8メートルあり、砂が1時間かけて落ちきると反転する。設置費用の約3億円を市民の寄付や会員の協賛などで賄う方針で、2018年度までの完成をめざしている。
藤縄匡伸(まさのぶ)会頭(74)が3年ほど前に提案し、実現のめどが立った。藤縄会頭は「島根とケンカするつもりはない」と断ったうえで、「お隣の島根に世界一の砂時計があるのは、砂丘のまち鳥取としては我慢ならない」とライバル意識を隠さない。県外出身者から「世界最大の砂時計は鳥取市にあるとばかり思っていた」と言われ、残念がっていた会員もいたという。
反転する際に地元の童謡などの…