キトラ古墳の石室に描かれていた天文図=2016年6月、奈良県明日香村
奈良県明日香村で9月24日にオープンするキトラ古墳(特別史跡)の「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館(やかた)」で、修理・保存のためはぎとった極彩色壁画の天文図、朱雀(すざく)、白虎(びゃっこ)を公開する。文化庁が9日、発表した。天文図の一般公開は初めて。
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公開は10月23日まで。いずれもガラス越しに実物を見られる。定員は1日約700人。無料。希望者は12~25日にインターネットか往復はがきで申し込む。
募集要項は12日午前10時からホームページ(
http://www.kitora-kofun.com
)で確認できる。応募多数の場合は抽選。今後も壁画を期間限定で公開する。
高松塚古墳(特別史跡)の極彩色壁画も9月24~30日、村内の修理施設で一般公開する。西壁女子群像(飛鳥美人)や玄武(げんぶ)を見学できる。
問い合わせはいずれも8月12日午前10時以降に、それぞれの事務局(キトラは06・6281・3060、高松塚は06・6281・3040)へ。