日本とロシアの両政府は、プーチン大統領が今年12月に1泊2日の日程で訪日し、安倍晋三首相の地元・山口県で首脳会談を開く方向で最終調整に入った。首相はプーチン氏を地元に招いてもてなすことで首脳間の信頼を深め、北方領土をめぐる日ロ交渉の進展を目指す考えだ。
日本政府関係者によると、プーチン氏を12月上旬に山口県に招きたいという日本政府の提案に対し、ロシア政府は1泊2日の日程を打診してきたという。日本政府内では、プーチン氏を山口県内の温泉旅館に招き、そこで首脳会談を行う案が有力になっている。プーチン氏の大統領としての訪日は、実現すれば2005年11月以来11年ぶり。
今後は、ロシアのウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」への出席に合わせ、9月2日にはプーチン氏との首脳会談が予定されている。年末のプーチン氏訪日を含め、首相は一連の首脳会談で領土交渉の進展を目指す考えだ。
北方領土をめぐっては、「四島…