浙江省紹興市諸曁市の傅才法さん(81)は定年退職後、これまでに地元の400村以上の村々を自転車で回り、分厚いノート4冊にぎっしりと情報をメモしてきた。そんな傅さんは、「中国の各地の観光名所に旅行に行っていた。でも、今は年をとったので、故郷を見て回りたい」と話す。中国新聞網が報じた。
傅才法さんの「自転車の旅のメモ」(撮影・張学敏)。 1992年に諸曁市にある製紙工場を定年退職した傅さんの一番の趣味は読書と自転車旅行。2003年から今に至るまで、地元の400以上の行政村に足を運んできた。「地元自転車旅行」について語り始めた傅さんは、諸曁市の地図を見せてくれた。そこには、行った日時、通った道、村の様子、自然風景、古い建物、さらに、知り合った村の人の電話番号などがぎっしりと書かれていた。中には険しい山道を進まなければならない村もあり、自転車を2時間以上押してやっと到着したということもあったという。
傅才法さんと彼の自転車(撮影・張学敏)。 「大渓村には橋が87本ある。杜黄新村では日時計を見かけ、見聞が広まった…」など、「地元自転車旅行」の話になると、傅さんは話題は尽きず、「2008年に龍門甲村に行った時、費国土さんという村民と出会った。そして、親切に観光名所の龍門潭に案内してくれ、それに関する伝説を詳しく説明してくれた」と語った。 傅さんは、古樹、名木について記録する専用ノートも作っている。そこには、既に843本の木について記録されている。これまで見た中で樹齢が最も長い木は樹齢1061年で、高さは22メートル。最も美しい木は、古いクスノキで、高さは10メートル以上、木の幹は太く、高さ4.5メートルあたりから枝が伸び、大きな傘のように周囲を覆い、村の人々がその下に集まってくるのだという。 まだまだ矍鑠としている傅さんだが、「もう若くないので、家族から一人で自転車旅行に行くのはだめと言われている。でも、ノートを開いてメモを見ると、また、旅行に出かけたような気分になり、とてもうれしくなる」と話す。(編集KN) 「人民網日本語版」2020年5月28日 |
自転車で地元の400以上の村を自転車旅行した80代男性 ノート4冊にメモぎっしり
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