第31回オリンピック競技会リオデジャネイロ大会は21日(日本時間22日午前)、ブラジル・リオデジャネイロ市のマラカナン競技場で閉会式が行われた。南米で初開催となるリオを中心に繰り広げられた17日間の祭典は幕を閉じた。2020年の次回大会は、東京で開かれる。
リオオリンピック
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【写真特集】リオ五輪が閉幕 次は東京
閉会式は冒頭で花火が打ち上げられ、ブラジルの人気サンバ歌手らが華やかな雰囲気を演出。選手入場では各国選手が旗手を務め、日本は陸上男子10種競技の右代(うしろ)啓祐(30)=スズキ浜松AC=が開会式に続いて日の丸を掲げた。五輪旗の引き継ぎ式では、東京都の小池百合子知事が旗を受け取り、東京大会をPRするアトラクションには安倍晋三首相も登場した。
今大会には史上最多となる205カ国・地域の選手と、国際オリンピック委員会(IOC)が今大会で初めて設けた10選手の「難民選手団」が参加。IOCから資格停止処分を受けているクウェートの選手は個人資格で出場した。国家ぐるみのドーピング隠しが発覚したロシアは、当初389人の選手団が100人以上減った。約1万人の選手が28競技の306種目で競った。
日本は今大会でハンドボールを除く27競技に338選手が出場し、金12、銀8、銅21の計41個のメダルを獲得。目標の金メダル14個には届かなかったが、メダルの総数は世界7番目で、前回ロンドン大会の38個を上回り、史上最多となった。米国が金メダル46個で2大会連続の1位。総メダル数121個も世界一だった。
リオでは五輪に続き、パラリンピックが9月7日から18日まで開かれる。