番号が001の「回郷証」を受け取った劉耀坤さん(画像は上海警察が提供)。
中華人民共和国出入境管理局はこのほど、今月10日から、香港地区と澳門(マカオ)地区の住民は、中国大陸部で「港澳居民来往内地通行証(通称「回郷証」)」の更新、再発行の申請ができるようになったことを明らかにした。同新政策実施開始初日の同日、窓口で申請、資料提出、手数料納付を済ませた香港地区の住民・劉耀坤さんは、15日に、上海市公安局出入境管理局の窓口で番号が001の「回郷証」を受け取り、中国大陸部で回郷証の更新・再発行を行った香港地区・マカオ地区の住民「第一号」となった。中国新聞網が報じた。
「本当に、とても便利になった」と喜ぶ劉さんは、「回郷証を数ヶ月前にうっかり紛失してしまった。以前なら香港地区に戻らなければ再発行の手続きができなかった。でも、新型コロナの影響でずっと後伸ばしになっていた。今は、上海で手続きできるようになって本当に良かった」と話した。
警察によると、新政策が実施されて約1週間、上海市では、1日平均100人近くが回郷証の更新・再発行の申請を行っているという(画像は上海警察が提供)。
手続きは上海市全域にある出入境関連の証書手続きポイント20ヶ所で行うことができる。申請から受け取りまで、通常7営業日が必要で、急ぎの場合は、グリーンチャンネルを通して、「緊急対応」してもらうことができる。受け取りは、郵送を選ぶこともでき、管理局に1度足を運ぶだけでよくなった。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月16日