富山市議会(定数40)の政務活動費問題で、自民会派の浅名長在ェ門(ちょうざえもん)氏(65)が15日、議長に辞職願を提出した。前日提出した民進系会派の民政クラブの2人とともに、21日の市議会本会議で許可される見通し。同日には同市議会の欠員は7人になり、公職選挙法に基づいて50日以内に補欠選挙が実施されることになる。
提出後、浅名氏は取材に応じ、「軽率だった。市民のみなさまに申し訳ない」と謝罪した。
同市議会では、昨年の県議選に立候補するために1人が辞職。その後、政務活動費の不正取得問題で今年8月下旬以降、自民会派の中川勇氏(69)、村山栄一氏(66)、岡本保氏(65)の3人が相次いで議員辞職。続いて民政クラブの高田一郎氏(69)、針山常喜氏(70)が14日、議長に辞職願を提出した。