堺市役所の喫煙室=堺市堺区 市の施設の屋内全面禁煙を実施する大阪府堺市で、唯一たばこが吸える本庁舎議会フロア(11階)の喫煙室をめぐり、論争が起きている。「議員が特別扱いされているように見える」と廃止が提案されたが、喫煙派は「市民も職員も使っている」と一歩も引かない。26日の議会運営委員会で再び、議論されることになった。 市によると、喫煙室は2004年に市役所本庁舎を建てた際、議員側の要望で議場と議員控室の間に約210万円で設置した。庁舎は建設当初から全面禁煙で、1階屋外に喫煙スペースがあるのみ。屋内ではここだけが例外で、20平方メートルの室内には2台の空気清浄機といすが置かれている。市民や市職員も利用できるが、場所柄、主に使っているのは議員だ。 「議場の受付にも近く、たばこ嫌いの人は不快感を持つ」。先月25日の議運で廃止を訴えたのは、喫煙者で大阪維新の会の黒田征樹氏。提案以降、維新の議員は喫煙室の利用をやめたという。 突然起きた廃止論に、他会派の… |
議員は特別扱い? 堺市議会の喫煙室、廃止論に意見対立
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