富山市議会(定数40)の政務活動費不正問題で、自民会派の丸山治久氏(65)が29日、市政報告会の経費として政活費約22万円を不正取得したと明らかにし、議員辞職した。政活費不正で辞職したのは11人目で、欠員は問題発覚前の1人と合わせて12人。11月6日投開票の補選で欠員を補う。
丸山氏によると、2014年10月、市内のホテルで市政報告会と後援会総会を連続して開催。後援会総会で提供した飲食代などは政活費以外で適正に支払ったが、経費のかからなかった市政報告会でお茶代約16万円と会場費6万円の計約22万円を架空計上し、政活費を不正取得したという。丸山氏は会見で「市議会に大変ご迷惑をかけ、責任をとります」と謝罪し、「選挙資金として蓄えていた」と話した。全額返還するという。
同ホテルも会見で丸山氏の依頼で領収書に事実と異なる記載をしたことを認めた。担当者は「政活費に使われているのは一切知らなかった。申し訳ない」と話した。
また、同ホテルで市政報告会と…