競馬の世界最高峰のレース「凱旋門賞」では、華やかな衣装に着飾った女性たちが、会場を彩る
1920年創設の凱旋門賞は毎年10月の第1日曜日にパリのロンシャン競馬場で行われる。今年はロンシャン競馬場がスタンド改築で使用できないためパリ郊外のシャンティイ競馬場で開催される。
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今年から中央競馬のネット会員に限り、国内で馬券が買えるようになった。
最有力候補は英国調教馬のポストポンド(牡〈おす〉5歳)だ。昨年7月から今年の8月までGⅠレース4勝を含む6連勝と快進撃を続けている。3月のアラブ首長国連邦では日本の強豪ドゥラメンテを破り、日本のファンにも、その強さをアピールした。あら探しをすれば、凱旋門賞は5歳馬が苦戦していること。2002年を最後に優勝から遠ざかっている。
アイルランドのファウンド(牝〈めす〉4歳)は堅実そのもの。現在、5戦連続で2着。いずれもGⅠレースなので負けてはいても価値は高い。地元フランスのレフトハンド(牝3歳)も2連勝と好調だ。凱旋門賞は牝馬(ひんば)が活躍することが多く、過去10年で5頭が優勝しているだけに、この2頭も侮れない。
今年の英国、アイルランド両ダービーを制したハーザンド(牡3歳)、昨年のフランス・ダービー馬ニューベイ(牡4歳)なども不気味な存在だ。