衆院福岡6区補選(11日告示、23日投開票)で、告示後の政見放送が、立候補を予定する4人のうち1人しかできない事態になりそうだ。無所属や政党要件を満たさない党の候補者には法律上認められていないためで、陣営は知名度アップに苦心している。
公職選挙法では、所属国会議員5人以上などの政党要件を満たした政党に限って政見放送が認められている。福岡県選管によると、政党の公認候補者は告示後にテレビ3回、ラジオ1回でそれぞれ9分以内の政見放送ができる。
参院議員秘書蔵内謙氏(35)と、前大川市長の鳩山二郎氏(37)は、いずれも自民公認が得られず無所属で立候補する予定のため、政見放送ができない。幸福実現党公認の西原忠弘氏(61)は同党が政党要件を満たしていない。4人のなかでは民進公認の新井富美子氏(49)だけが認められる状況になっている。
政見放送以外にも、政党要件を…