三菱自動車は2017年4月、インドネシアで販売会社を新設する。店舗網を今後2年で約80店から約140店に増やし、強い市場で足場固めを図る。
三菱商事と組んでインドネシアを含む東南アジア市場に早くから進出し、インドネシアでの販売シェアは8%ほど。これまでは商用車で首位の三菱ふそうトラック・バスとともに販売網を展開してきたが、独自の販社を新設し、乗用車に特化した販売員の育成や宣伝戦略を充実させる。
三菱自は近く日産自動車傘下に入る。東南アジアで日産の販売力は弱く、カルロス・ゴーン社長が出資を決めた理由の一つだった。13日に販社設立を発表した三菱自の白地浩三副社長は「三菱自のブランドがきちんとしていることが日産にとっても大事」と述べた。