女子SPの直前練習で調整する宮原知子(手前)とエフゲニア・メドベジェワ=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは28日、カナダのミシサガで男女とペアのショートプログラム(SP)、アイスダンスのショートダンス(SD)がある。当日の開幕前の公式練習が始まり、宮原知子(関大)は3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを何度も成功させた。2日前から日ごとにジャンプの精度を上げており、「3回転―3回転をきっちり、回転不足のないように跳びたい」と話していた。
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「現地入りする前よりいい感覚のジャンプが跳べ始めている」と前日に話していた本郷理華(邦和スポーツランド)は3回転トーループの2連続ジャンプをきれいに決めていた。ジャンプを基礎から作り直しているという永井優香(東京・駒場学園高)は、主にルッツの助走や回転数の少ないジャンプを繰り返した。最後にサルコーとループの二つの3回転ジャンプをきっちり跳んで練習を締めくくった。
女子SPは本郷が1番、永井が2番、宮原が9番、世界女王のエフゲニア・メドベジェワ(ロシア)が最終11番に滑走する。男子SPは、3度の世界王者経験者のパトリック・チャン(カナダ)が5番、羽生結弦(ANA)が6番、無良崇人(洋菓子のヒロタ)が最後から2番目の11番目に滑る。(後藤太輔)