襟裳岬灯台(北海道えりも町)の灯台守とその家族の姿を描いた、75年前の記録映画が見つかった。20分余の作品に映っていたのは、船と交わす旗信号や、夜のラジオが慰みという質素な暮らし。148年前に国内初の洋式灯台が起工した日にちなむ1日の灯台記念日に合わせ、関門海峡を望む北九州市の資料館で映像が紹介されている。 映画の初め、水鳥が飛ぶ海岸が霧に覆われる。不安げに汽笛を鳴らす船に応えるように、「ブオォー」という音が響く。「北海の船にとって、一番頼りになるのは灯台の霧笛である」と男声のナレーションが流れた後、霧笛を鳴らす大きな筒が灯台と一緒に映し出される。 題名は「海を照らす人々」。1941(昭和16)年、松竹文化映画製作所が作った。海上保安庁の航路標識部門の前身である旧逓信省灯台局が協力したが、製作の目的や、どんな形で上映されたかは分からない。 灯台守は人里離れた岬や離島にある灯台に住み込み、光源の点灯やレンズを回転させる発動機の管理など、保守運用を担った。2006年に無人化された女島灯台(長崎県)を最後に、いなくなった。 今年1月、海上保安庁の灯台OBや現役職員が集まる燈光会(とうこうかい、東京)の移転の準備中、事務所の倉庫でVHSテープが見つかった。ラベルには鉛筆で「海を照らす人々(松竹株式会社)S63・6・9」と書かれていた。松竹からその年、会に寄贈されたらしい。元のフィルムは松竹にも残っていないという。 倉庫の整理を担当した千葉県我孫子市の海保OB重松良蔵さん(65)は、陸の孤島と言っていい環境で、雨水を生活に利用し、畑で食料を自給する生活に目を奪われた。「私も灯台部(現交通部)の職員だったが、灯台守の経験はない。航行安全の任務を果たすためとはいえ、家族も苦労をともにする姿に感動しました」と話す。 映像の中で灯台名は明かされな… |
襟裳岬、灯台守の暮らし活写 75年前の記録映画発見
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