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保護必要な子、家庭的な環境で救おう チェコの意識改革

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-12-8 8:58:59  点击:  切换到繁體中文

 

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夫婦と里子のマチェイ君(左から2人目)、マティアーシュ君=チェコ・フルジム


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実親のもとで暮らせず、保護が必要な子のうち、日本では約9割が施設で暮らす。だが欧米諸国では、里親などの家庭的な環境で暮らす子が約5~9割を占める。


特集「子どもと貧困」


その一つ、チェコ共和国では6割が家庭的な環境で暮らす。2013年に施設との比率を逆転させた。


原動力の一つが、最長1年の短期里親制度の創設(11年)だ。緊急保護された子をいつでも引き受ける。手当は通常の里親の3倍の月約9万6千円。登録は5年間で3世帯から543世帯に増えた。


三つに分かれていた施設の管轄を一元化し、施設の小規模化も進めた。13年には、子どもの居場所を決める権限を、自治体から裁判所に移す法案が成立した。


施設から家庭的な環境への移行も進めた。


首都プラハから125キロのフルジム。育児放棄を受けたマチェイ君(12)は、里子のマティアーシュ君(6)と一緒に3年前から40代夫婦の家で暮らしている。6歳から9歳まで、20人の子どもと施設で過ごした。「最初は言葉も動作もぎこちなくて驚きました」と夫婦は振り返る。今では、サッカー部で活躍し、成績も優秀だ。定期的に実の母(48)にも会っている。「おばさんのご飯はおいしいし、弟ができてとってもうれしいよ」と笑顔で話す。


社会労働省の責任者は「施設でも条件は悪くないので、施設での養護が普通というのが一般的な認識でしたが、そうではないという意識改革が進んでいます」と話す。


チェコ政府にこうした施策を助言したのは、国際NGO団体「LUMOS(ルーモス)」だ。


LUMOSは「ハリー・ポッタ…




 

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