大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は2日(日本時間3日)、第7戦がクリーブランドで行われ、ナ・リーグのカブスがア・リーグのインディアンスを8―7で下し、対戦成績を4勝3敗として3度目の優勝を飾った。ワールドシリーズ制覇は1908年以来108年ぶり。
カブスは6―3の八回、抑え投手のチャプマンを投入したが、2点本塁打を浴びるなど3点を失い同点。試合は延長戦に突入した。しかし、6―6の延長十回にゾブリストの左翼線への適時二塁打などで2点を勝ち越し。1点差に詰め寄られたが継投で逃げ切った。
優勝により長年まとわりついていた「ヤギの呪い」からも解放された。1945年、本拠でのワールドシリーズ第4戦。ペットのヤギの臭いを理由に、強制退場させられたファンが「カブスは二度と(ワールドシリーズで)勝てない」と吐き捨て、呪いをかけたと言われている。この年はタイガースに第7戦で敗れると、今季までの70年間、チームはワールドシリーズにすら進出できなかった。