男子SPで演技する宇野昌磨=EPA時事
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦ロシア杯は4日、モスクワで開幕し、男子ショートプログラム(SP)は、第1戦スケートアメリカを制した宇野昌磨(中京大)がSP世界歴代3位となる98・59点で自己最高を更新して首位に立った。宇野は二つの4回転ジャンプの着氷が乱れたが、トリプルアクセル(3回転半)ジャンプで得点を取り戻した。世界選手権2連覇中のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は91・55点で2位。田中刑事(倉敷芸術科学大)は69・13点で10位。世界歴代最高は羽生結弦(ANA)の110・95点、2位はフェルナンデスの102・54点。宇野は、パトリック・チャン(カナダ)の98・52点を上回った。
同日の女子SPは村上佳菜子(中京大)が1番目、松田悠良(愛知・中京大中京高)が2番目に滑る。アイスダンスはショートダンス(SD)があり、マディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米)が首位。
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各選手の得点は次の通り。
宇野昌磨(日本) 98.59
ハビエル・フェルナンデス(スペイン) 91.55
ミハイル・コリヤダ(ロシア) 90.28
オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル) 86.81
シャフィク・ベセギエ(フランス) 80.68
エラッジ・バルデ(カナダ) 76.36
アルトゥール・ドミトリエフ(ロシア) 76.06
マックス・アーロン(米国) 73.64
ゴルジェイ・ゴルシュコフ(ロシア) 73.37
田中刑事(日本) 69.13
アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン) 67.80
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) 62.40
(データは国際スケート連盟の公式サイトによる)